Minawo

Hajimari No Hi

Minawo


つめたいくうきがからだをやさしくつつむ
やがてとおくのそらがしらみはじめる
だれもいないあさのまちにたつまいにち

すこしおおきくいきをすいこんでみる
からっぽのかぜはわたしにとてもよくにてる
どうしてよるはひとをさびしくするの

なんてだれもわかってはくれない
まよってきょうもゆくばしょなんてない
それでもまちはうごきはじめる
わたしをおいて

あのとききみのこどくをかんじていたの
ちいさなじぶんをおもってきょうもねむれない
せめてゆめのなかであえたら

なんてだれもかなえてはくれない
きみにつたえるすべさえしらずに
きょうもとまっている

だれもわかってはくれない
まよってきょうもゆくばしょなんてない
ゆめなんてだれもかなえてはくれない
わたしはあるくことすらできなくて
それでもあさはうごきはじめる
よるはあける
よるはあける