Kitri

Kokorone

Kitri


吹き抜ける風なら
行く先を知っているだろうか
名前のない出会いの
続きを明日を運命を

胸に耳を当てて
ありえない鼓動の音がする
どこにも乗ってない感情
甘くて苦くて正体は

何気ないことから
深読みしてみたりね
つかず離れずはもう今日まで
きっと誰も知らないその笑顔
見つけてしまったから

変わる変わる人の中
君が光を放っていたの
巡る巡る季節にも
ずっと変わらない心音

曇り時々雨
地紋綴を繰り返す日々
始まりそうな第二章
進むか戻るか逢いまいだ

君がくれた一言
繰り返してみたりね
思わず零れそうなときめき
触れたこともないような温もりに今
気づいてしまったから

かげるかげる日常から
君が涙を運っていくの
深い深い安らぎに
隠した秘密の心音

約束も強さも全部
冷めても冷めても消えない
つもりつもる思い出は
薫食に染まってゆく
いつしか

変わる変わる人の中
君が光を放っていたの
揺れる揺れる瞳にも
移り始めた新たな世界
そっと隣り合う心音
いつか重ねたい心音