Ayase/YOASOBI

Monotone

Ayase/YOASOBI


ずっとぼくはぼくらはひとりきりのせかい
おいきている
とんありあうせかいにそっとふれるたび
おもいしるんだ
おもいだすんだ
ふぁあ

おさないころのぼくらは
むじゃきさにまもられたまま
よびあうなまえとあしたのやくそく
それだけでせかいはひとつだとおもえた

わかりあえないことが
ゆるしあえないことが
ひとつふたつふえていくそのたびにぼく
は
きたいしてしまうことさえも
やめてしまった

ずっとぼくはぼくらは
それぞれべつのせかいをいきている
ちかづいたとおもえばはなればなれに
そうくりかえすたび
ひとりきりをおもいしるんだ
ぼくがぼくらがそれでもだれかをもとめるのは
こどくをただすなおにうけいれたままいきていけるほどおとなじゃないから
あああ

きょうしつのうしろにはられた
ちがういろでえがかれた
おなじけしきたち
ぼくらはだれもがそれぞれでちがう
すこしのずれもなく
かさなることはないのに

えがいているりそうから
どれだけはなれているかではかるような
あいににせたひとりよがりは
いきすぎたないものねだり
たしかめるたびいやになって
もとめるたびみがってになって
うしなうたびおくびょうになった

いまよりおおくはのぞまないから
いまよりとおくへはいかないで
そうやってあいまいなきょりをたもつことが
おとなになることだとおもいこんだ

ぼくはぼくは
きずつくことからにげているだけで
ほんとうはただいまでもまだ
しんじたいんだ

ずっとぼくはぼくらは
だれもがべつのせかいをいきている
だからてをつないでそうことばを
かわして
ひとりきりではないよと
おたがいにごまかしあうんだ
いつかいつか
このみじゅくなこどくにつつまれて
おぼえたさびしさといたみのぶんだけ
やさしくなれたら
ひとをしんじられたら

ずっとぼくもきみもだれもがひとりだ
わかりあいたいと
よりそいあったこころがふれるそのとき
いっしゅんこのせかいはひとつにみえた