あかつきのゆめのあと わたしをだきよせて あなたはべつのだれかの なまえをよんだ きにしないとかたすくめ しいつにくるまれば おもいがけないかなしみ ほほをぬらしたもしも うまれかわれるなら こんどこそさいごの こいびとにして いつかひとりできた うみにたたずみ しずかになくだでしょう さよならいとしいひと みじかいけれどうれしかった てーぶるのおきてがみ あなたがよむころは よあけがちかいなぎさを あるいているわ こころにすむそのひとを どうぞしらせないで ときにはうそをつくのも やさしさなのよもしも わたしがあなたなら だれよりもあいして はなさないはず そしてわたしはまた うみにだかれて しばらくさまよう さよならあいしたひと よせくるなみに おもいでして