Weaver

Kanseitou

Weaver


常識的なあなたは
星を見て綺麗だって言った
ここじゃない場所なら
その答えも違うだろうか

耐久性はどうだろう
空を飛ぶには不安だな
重くなるだけなら
荷物は置いてきゃいいんだ

出会った記憶はたくさんあるのに
結局僕は一人だったんだ
悩まない頬求めないこと
だけど期待してしまういつも僕ら
誰かに愛される場所を探してた

感性灯から
キャッチした声は遠くなって
返事は届かないここにいるのに
期待を揺らした雷鳴の轟きの向こうへ
誰もいない闇の中僕たちはそれでも
上手に笑って自分を消したんだ

最初からわかってたよ
空を飛ぶには薄かった
新しい場所なら
やり直せる気がしてた

嫌いなものを投げ捨てて言って
気がついたら空っぽだったんだ
何度も繰り返す軌道の修正を
僕は誰かと違う僕がいいよ
それでも誰かと同じ僕がいい

応答を願う
いつだって心は強がって
声にならない声で助けを呼んだ
気付いて欲しくて
泣いたって何も変わらなくて
生まれてきた世界が自分に合わないと
嘆くことだけしかできなかったんだ

どうして届かないのに
星の夜を僕らは期待すんの
同じ夢を持ち寄って
同じ悲しみ抱えて
そんなことなら一人で泣かないで
抱きしめ合えたのに

感性灯から
キャッチした声は遠きなって
返事は届かないここにいるのに
着地点探してこんなにも強く願ったって
それでもまだ辿り着けない

誰もが孤独でなすすべもなく空さまよって
特別じゃなくていいここにいるから
怖くなんかないよ臆病なままで生きていこうよ
逃げたくなった時には僕たちは詰め込んだ
同じ悲しみを見せ合えばいいんだ