Ueda Marie

Dining

Ueda Marie


ねえねえ聞こえてる
またわからない言葉話してる
浮かんでは消えてく
どうしてこんなに夜が長いのかな

優しい朝に溶かしたミルクの海で
ふたり境目を失くした

果ては見えない霧の中
役割を探している
代わりのいない
何もかもを失くしても選んでほしい
ねえねえ聞こえてる
まだここにいるための意味探してる

ねえねえ覚えてる
思い通り扉古びて錆びついた鍵穴
ぶかぶかの心じゃ
思い通りに動かなくて泣いたのかな

小さな頃に覚えた不思議な呪文は
ただの言葉に変わってた

何もできない部屋の中
安らぎを探している
間違いのないことだけを
手に取るにはいつ気付けばいい
ねえねえ聞こえてる
まだここにいるだけの理由探してる

正当な評価を誰がつけるの
これが愛だと君は言えるの
何になれたらここにいてもいいの

行くあてのない情熱は彷徨って
冷たくなった
また優しさに出会えたら
この声は届くのかな
果ては見えない霧の中
役割を探している
代わりはいない
何もかも失くしても選んでほしい

ねえねえ聞こえてる
まだここにいるための意味探してる