Sasha Asuki

Meguri Meguru

Sasha Asuki


まわりつづけるとけいのはりがきざんでゆくせつなを
うごきはじめたこころのおとがひびている
そのひびはおさないころのきおくのすみかくして
すぎてゆくほどうしなってしまうゆめのよう

なきだしそうなきもちがむねを
しばりつけてしまっても
かこをめぐりめぐることばのいみを
わたしはきづいていたはずよ

だれにもきづかれずはかなくきえてしまう
そのよわいこころをみつけて
あなたがいまそのてをのばせばきっと
しんじていられるから

ながれつづけるこころのなみをたどってゆくせつなを
とおりすぎたらみえてくるあなたのおもかげ

やさしいかぜはわたしのかみを
なでてとおりすぎてゆく
どんなみらいだってこわがらないと
わたしはきまっていたはずよ

あなたにつたえたいきもちはどこまでも
そう、あのひみつけたせかいは
わたしがいまこのてをのばせばいつか
えがけるとしったから

かなしみだけがひろがってゆく
それはことばをうしなうほど
うけとめてゆくこのいたみも
もどるはあのひとのもとへ
だから

だれにもきづかれずはかなくきえてしまう
そのよわいこころをみつけて
あなたがいまそのてをのばせばきっと
しんじていられるから

あなたにつたえたいきもちはどこまでも
そう、あのひみつけたせかいは
わたしがいまこのてをのばせばいつか
えがけるとしったから