Release Hallucination

Chronostasis

Release Hallucination


あざやかな花びらがひらり舞い落ちる
夕日がこぼれたように眩しかった
ここで今日も眺めていたの
ずっとずっと終わらないクロノスタシス

秩序の天秤がある日傾いた
小さな闇が姿を見せて

逃れるより早くその手を掴んだ
正義はすぐに形を変える

きっと誰もが次の誰かを探してる

愚かな民衆が泣く祭壇の羊を
明日は我が身と知らないまま笑う

ああ高まる完成と
ああ醜い喝采が虚しく響く
みんなで遊んだ丘が特に見えるよ
空した視線溶けていく

記憶の中時を止めて

あざやかな花びらがひらり舞い落ちる
夕日がこぼれたように眩しかった
ここで今日も眺めていたの
ずっとずっと終わらないクロノスタシス

秩序の天秤がある日傾いた
溢れた闇はしたたり落ちる

抗うより強くその手を掴んだ
熟れた顔は誰のためか

息を殺した黒い不信が絡まって

怯えた蝶集はあの生け贄の羊が
明日は我が身と知ってもまだ叫ぶ

ああ僅かな過ちも
ああひとつの汚れも許せないまま
結末も知らないのにどこに向かうの
答えなんてありはしない

そして誰もいなくなるの

あざやかな花びらがひらり舞い落ちる
甘露がひとしずく頬を伝う
ここで今日も眺めていたの
ずっとずっと終わらないクロノスタシス

あざやかな花びらがひらり舞い落ちる
夕日がこぼれたように眩しかった
今日も明日もいつもの場所で
みんなずっと変わらずに

あざやかな花びらがひらり舞い落ちる
夢のように煌めいて笑い合った
ここで私眺めていたの
ずっとずっと終わらないクロノスタシス