アイという
ヒカリもとめ
ヤミのなかに
さまよい
ユメという
まぼろしをとおって
なのなきはな
ちりゆく
さだめ

かぜなき
みちにまよい
あめにうたれ たたずむ
ちいさな
のちもやし
だれのために
ほほえむ
はなよ

あかいつきよの
かぜにふかれて
くさのにおいに
ふるさととの

ふたつの
かげは かぜに
ふきながされ
きえても
つぎには
いのちかさね
なもなきまま
ちりゆく
さだめ