雨音が近くなる 少し眠ったみたいだ 暗闇に目は慣れて 時計は4時を指した 彼の腕の中にある身体は 私のもので だけど不安で不安を恐れて 涙が溢れる 願いが叶えられたのになぜ まだ心は悲しい ひとつになれない どれだけ強く抱きしめても 頭ではわかってる 夢と夢の間みたいに 思考を止めて形を無くして 壊れてしまえばいいの 彼の瞳の奥に映る影は 私じゃなくて それに気づいて気づかないふりして 痛みを求める 願いが叶えられたのになぜ まだ心は悲しい ひとつになれない どれだけ強く抱きしめても 逃げ出すこともできたのになぜ でも身動きできない ひとつになれない どれだけ優しく口づけても 願いが叶えられたのになぜ まだ心は悲しい ひとつになれる 雨に濡れても消えない ろうそくの火を見つめてる