Maika Shiratori

Kowaremono

Maika Shiratori


こわれもの
GARASUのなかのあかBARAを
なにもいわずにながめている
あなたはいつでもこうふくで
おだやかなえみをたたえている

こごえるよるにはあたたかさを
かわいたつちにはあめをふらせた
だけどわたしがもとめたのは
かたらないままのそのこころ

つきさすはりでもいい
あなたがくれるならば
それでもかわらない
やさしさにいたむばかり

ことばはなんておろかなもの
かんじょうもつたえられやしない
だけどことばをかわさなくちゃ
わたしたちはどうわかりあえるの

つきさすはりでもいい
あなたがくれるならば
きずあともなじんでゆく
ひとはみんなこわれもの

かなしくないで
こぼれたなみだも
それぞれにかがやいて
このほしをてらすだろう

repeat

あいすべきこわれもの