Lyu:Lyu

Suisei

Lyu:Lyu


だれのいのちもむだでわなくすべていみがあるときみはいう
あなたがしんだらほらきっとだれかがかなしむときみはいう
テーブル越しにむかいあってさめたコーヒーをのんだと
わたしはあなたにいったっけ'じょうだんだからきにしないで'
いまもわたしはつめたい手をうまくあたためられないまま
もうすぐずじょうをすいせいがおおひいてとぶときいたのに
まちのみなはだれもかれもそっとにでていえはもぬけのから
だれかをきらっただいしょうでじぶんもきらいになっただけ

いつまでもいつまでも
おなじところぐるぐるとまわってる

ああわたしがわるくないのならばだれのしょいにすりゃいいんですか
いきてるだけでめいわくだとしらないしらないわかりたくもない
めにみえてるものはだいじできょりがはなれりゃどうでもいい
すいせいはおおひいてとんだもえつきるまで

だれもきづかぬうちにそっとおわりがおとずれたとしても
じんるいすべてをみちづれにしてくれるならそれもいいな
へいきもひともものがたりもこっきょうせんもあいもうたも
くらいへやにこもったままのこどうをとめられはしなかった
わたしがうまれおちたこのだいちはいまもあたらしいちがながれ
いきたいとねがいあしたをねがったひとがふきとばされきえてゆく
なのにいてもいなくてもかわらないわたしがいまもいきをしている
それをよろこべというようなやつはきっとただばかなだけなんだ

おおひいてとんだすいせいにまちじゅうがきれいだとわらう
あたまのなかイメージがよぎるじゅうりょくにまけておちたほし
せかいがこわ

いつまでもいつまでも
いつまでもいつまでも
いつまでもいつまでも
おなじところぐるぐるとまわって
まわっておわってゆく

ねえあなたがいつかわらったことそしてわたしもわらったこと
いきてるだけできせきだとかしらないしらないなにもわからない
だけどさいごがきたときにねもうこれでおわりというときはね
きっとわたしはおもうだろうなんどもなんどもおもいだすだろう