Kamui Gakupo

Prince Of Necrophilia

Kamui Gakupo


ガラスのひつぎにねむる
あなたにあいたくて

刻印はいつわりでも
まもりぬこうとちかう

ああ、だれもがありのままいきたい
あさはかなねがいでも
あなたのすべてをとじこめたくて

こおりついたほほに
あつくくちづけよう
くちびるにふれたなら
あなたはめざめてしまう

そのからだがはばたかないように
つらぬいてぬいとめる
いとしいぼくのひょうほんよ

ああ、どんなにうつくしいあなたも
すぎてゆくときにただ
ながされつづけてとけてゆくだろう

いてついたひとみに
あつくしたをはわす
くちびるをかさねれば
あなたはめざめてしまう

そのからだがくさりはてないように
びんぞこにしずめたい
いとしいぼくのひょうほんよ

なまぬるいあかにそまるかじつが
もたらすおわりなきねむり

ひえてゆくこころが
さとられないように
ほほえみをかさねても
あなたはきずいてしまう

そのからだがうばわれないように
えいえん」にはりつける
いとしいぼくのかて

さきほこるくろゆりへ

さだめからときはなたれるように
しあわせをねがうだけ
いとしいぼくのひめぎみよ