Jamil Kazmi

Romaji

Jamil Kazmi


ぼくのままでいいですか
きみのままでいいですよ
かれにはなれない だれにもなれない
それなのに ぼくはあいされることをしった
きょうはぼくのたんじょうび

まま、もうしんぱいなんてしないで
またこいびとはいないの?」なんて
でんわもうしなくってさ
ぱぱ、ぼくやっとみつけたんだ
ただとおまわりをしてきたんじゃないよ
あわせたいひとがいる

つよがること」と「つよくあること」の
ちがいにもきずかないで
ここまであるいてきたけど

ぼくのままでいいですか
きみのままでいいですよ
はてしないたびのおわりとはじまりをしる
ぼくのままでいいですか
きみのままでいいですよ
かれにはなれない だれにもなれない
それなのに ぼくはあいされることをしった
きょうはぼくのたんじょうび

あまやどりはもうやめにしたんだ
かけだすまで どれだけのじかんが
ながれていくつのよるがすぎたのだろう

どしゃぶりのあさ めをつぶりただ
ことばにならぬおもいを
まぶたのうらにやきつけた

からっぽになるくらいに ひとをすきになりました
これはこれでまたすばらしいひびなのです
かたほうのつばさだけでは そらをつかまえられない
こんなにすてきなかなしみをつれて
ひとりあるくみち... いつかはばたけますように

いきててよかったとおもったときにはじめて
うまれてきてよかったとおもいました
いのちをてらしてもらってはじめて
いのちのはじまりにかんしゃしました

じぶんのちからだけでは さかせられぬはなもある
よろこびだけでは たどりつけぬあいもある
ただひびをすごすだけでは
みつけられなかったもの
あのひとりのひび このいのちのいみ
あなたとふたりですごすぼくのたんじょうび
もうひとつのたんじょうび