Inoue Kikuko

Mizu To Numa No Kuni Kara

Inoue Kikuko


はるかなへいわはいつかこのちで
ひとをうろおせるでしょうか

くものきれまひかりさすみなも
おしえてくださいそっと

かなしいじゅうじか
せおのはわたしでさいごに

ちちよははよあによ
どうかやすらかにみまもってください

ふれきよげりよおねがいささえていて
よわいわたしのことを
あおのがっです

おりはるこにむのまーめいど
このなみだげきりゅうにかえてうつ
わがみのぷらーなつきはてるとも

みずよ、すべてのいのちのかえるははのみずよ。このせかいをときに
やさしく、ときにはげしくつつみまもってください。そして、このわたし
にたたかうちからとゆうきをおさずけください。あらそいつづくらぎあすの
ちにやすらぎをもたらすために

つめたいこおりもつさぶあめも
はるのめぶきをはぐくむ

いのちのふるさと
みずはりんねつなぐもりびと

いまこのときはただ
けがれきよめるつなみになるわ

せいそうぐんにいるかぜずみずのじょうおう
まうはひょうせつのめがみ
あおのがっです

まそうきしんたちすんでいくこころ
かわいたせかいにいま
あいというはもんをひろげよう

りかるど、みていて。わたしはもうなかない、あなたのようなひがきを
くりかえさないために。このがっですでたたかいぬきます。ろきのちを
ゆらすものよ、いまこそあしかせをときわれがてきをむさぼれ。ふぇんりる
くらっしゅ