Hanyuu Maigo

Oni no Inumani (鬼の居ぬ間に)

Hanyuu Maigo


おにのいぬまにごぜんをならべては
すこしだけそでをあげてそらをみる
それはたのしくて
はやくはやくそとへでたい
ただいまといわせて

わるいひと、あなただけだよ
つきのよみちをあるけばてきなし
とわにあなたのよこにわたしが
いるからはなしをきいて

おにのいぬまにたばこをふかしては
だれもいないへやのすみでせきをする
それはかなしくて
はやくはやくゆめをみたい
おもいでにしないで

ばかなひと、うそはやめてね
かぜのしらせをきくのはつらいの
ゆえにあなたのそばにわたしが
いたのよわすれないでね

あめのひはいまはすきだな
なにもすることないからすきだな
それでもあなたをさがしている
ごぜんにははしがひとつ

はやくはやくさめてしまえ
こいがたきのこころ

こころ

つみなひと、わたしだけだよ
だれもあなたをゆるしちゃいないよ
とわにあなたのよこにわたしが
いるからかえりをまつは

おにがきてもあいしてあげる