Haku

Genyou

Haku


まっすぐににごりなきそのひとみは
せんめいにはるかみらいみすえていた
ふみしめるいっぽにおもみがます
かみしめることばにおもいがます

あぶくのようにきえたはかないしょうけい
だれかのうれいもすべてのこらずしょって
ゆるがぬたいしをかかげてゆくよ
どこかでみてんだろう

こえてゆけいのちもやして
いつまでもむねにけしてたえぬひを
なんどでももがけなんどでもあらがえ
そのさきへひらくけしきをみせてくれ
しんじてたくすとほほえむあなたの
まばゆい石がそばでうなずいてくれる
まだいけるさ
そうだろう

しゅうせんをつげるはくぼのそらに
ほとばしるひかりをたしかにみた
ひとりかけるたびじにひとつ、また
ひとつふるいたつこころをかさねてゆく
このはのようにちったむじゃきなげんそう
とびかうなげきもすべてうけとめあゆむ
とどかぬこともかなわぬことも
きっとかてになるそうねがってすすもう

わるいゆめならっていのっても
いのってもたりない
そんなひあなたはどうするだろう
わかれぎわゆびきりむせびないたよるの
あのしゅんかんがなにもかもをかえたこと
わすれない

こえてゆけいのちもやして
いつまでもむねにけしてたえぬひを
なんどでもあがけなんどでもはむかえ
このさきではらくけしきをみててくれ
ぼくらにまってはなれないあまたの
まばゆいゆめがいつもみちびいてくれる
まだいけるさ
そうだろう