あれはとおいひのささやかなできごと ちちのかえりまつえきのまちあいしつ ふるいとけいだけほかにだれもいなくて ひとりまつわたしなみだこらえていた やがてききなれたあなたのあしおとに むちゅうでかけだしたあなたのむねのなかに もうもどれないほどおとなになったけれど わすれないあなたといきたかけがえのないひととき あしたたびにたつわかれのてがみを つづりあふえたいまあのひにもどっていた どうかげんきでとかいたいんくのうえに ことばよりつたえたいにじむなみだのあと やがてよがあけるきえゆくほしたちに まごころたくしたよあなたにとどくように もうもどれないほどおとなになったけれど わすれないあなたといきたかけがえのないひととき なにもないけれどあなたにいだかれていた そんなにちじょうがとてもいとおしくて もうもどれないほどおとなになったけれど わすれないあなたといきたかけがえのないひととき もうもどれないほどおとなになったけれど わすれないあなたといきたかけがえのないひととき