Yu Takahashi

Sotsugyou

Yu Takahashi


あいするひとよどうかかおあげてくれないか
あなたのかなしみははかりしれないけれど
たよりあてもなくていきさきもあいまいで
なにがただしいんだかよくわからないけれど

このままではおわらないさ
しゅうちゃくちてんはまだずっとさきのほうでぼくらをまっている

ふりかえるけしきにあざやかなおもいでと
なくしたふうけいたちをよみがえらせてかなしみにくれる
かこからそつぎょうのときぼくらのめのまえにはほら
どんなきのうさえもかまわないあたらしい“いま”があるから

だきしめあうひともにくしみあうひとも
どこかでつながっていてえいきょうしあっていきてる
とるにたらないくらいのほほえみのかけらを
ひとつまたひとつとみずけていけるんなら

またはじめられるはずさいまあなたがいる
そのばしょからでもそうなんどでも

なみだはかれはてたのぞみもたたれちまった
それでもなおいきているきょうというひをどんなふうにうけとろう
ときへだていつのひかわらあえたらいいな
どんなくのうさえもあってよかったとたたえあえるひがこればいいな

ぎんのめっきがはがれおちたあとの
じがねすがたでなおもいくぼくら
ながしたなみだのそのうえにたって
きずなもはじもぶらさげたままであしたへふみだす

めぐりあえてよかったあなたとであえてよかった
どんなにたえがたいきょうというひでもしあわせとよべるよ
あなたとまたいつかわらあえたらいいな
どんなきのうさえもあってよかったとたたえあおうあきれるほど