Yosuke Kishi

Sasori Za No Uta

Yosuke Kishi


だいちにつよいかぜがふき
そらによるがおりるころ
ほしのすなをかぞえながら
ひかりともるあすにむかう

さばくをさまよいながら
きずなをたづなに
きぼうこころをあかくそめて
アンタレスはかがやいた

あまのがわはながれてく
ときのようとまることなく
たとえどこへはこぼうとも
かえるばしょはひとつだけ

はなもきぎもくさも
かれはてただいちでも
かいまみたそらに
いくつものせいだんが
おしえてくれたよ
なかまとともにあれば
さそりざのほこりはえいえん
ひかりつづける

からだやどるどくは
ゆうしゃであったあかし
つかえしかみへの
ちゅうせいのあかしだと
おしえてくれたね
なつかしいあのかおが
いつまでもひとみをとじれば
かたりつづける

いまもオリオンのせなかおいかけ

だいちにつよいかぜがふき
そらによるがおりるころ
ほしのすなをかぞえながら
ひかりともるあすにむかう