夜を終わらせないで (yoru o owarasenaide)

いろとりどりの
やみのなかへ
きりはおおいかぶさったまま

もうさいごだと
いえずあなたは
ゆれるみずを
かきまわすのさ

はなしがしたくて
いきをきらして
むかえにきたんだ
そうだろうけど

ばいばいなんていわないで
きょうだけはこのままおどらせて
さんざんないてくりかえし
このよるをおわらせないで

もうこりごりさ
ゆめのなかでみせた
かおもそのやさしさも

すがたかたちが
ゆがんでみえて
こんなことばでは
ごまかせない

すでにしらけた
まちはしずかで
かえりみちなんて
もうしらない

ばいばいなんていわないで
きょうだけはこのままおどらせて
ほんしんなんてかまわない
まだよるをおわらせないで

はなしがしたくて
いきをきらして
むかえにきたんだ
そうだろうけど

ばいばいなんていわないで
きょうだけはこのままおどらせて
さんざんないてくりかえし
このよるをおわらせないで

おわらせないで