Yamamoto Sayaka

Ichirinsou

Yamamoto Sayaka


ただうつむいてあるいていたぼくははるをみおとしてた
どれくらいときがたったのだろうさくらのはなびらがまっていた

すぐにわすれられるはずだ
むねのおくにしまいこんでひなたをさがすの

こんなみちのわきさいていたあなたはひとりきり
まっすぐにきらめいてつよくつよく
いつの日かかれることしってるかのように
いまというしゅんかんをはかなくいきてる

そういえばあのときもきょうとおなじようなきせつだった
どこからもひかりがうしなわれなにもかもがどうでもよかった

いつでもきずつかないことが
つよくなれるということでわないとわかったよ

いつもきがつけばさがしてたあなたのことだけを
あえたときつよくなれるきがした
あめにぬれふまれてもさくばしょをかえない
どうどうとさきほこるすがたがいまもずっと
かわらないぼくの道しるべ

ただうつむいてあるいていたぼくははるをみおとしてた
さくらのかげにかくれてそっとゆれていたしろいようせい

こんなみちのわきさいていたいちりんそうのように
ひとりでもさけるはなになりたい
あめにぬれふまれてもさくばしょをかえずに
どうどうとさきほこれるような
またつぎのはるがきたらあなたにあいたい
そのときはいまよりもつよくなったぼくだ