むかしのはなしをしようか つやのないぬのにくるまれた ただしいかたちをつかめない てあかのついたことばを ごみすてじょうでながめてる またきょうがはじまってゆく こころひとつだけでいきをするから りょうてでつつんで、だれのものでもない ななじゅういくおくかのあさがくるまで しずかにみえるよるにのめりこんでく あわいももいろにこいあおぞらがとけてみえたばしょで ひをおうごとにかれてく ひとひらしあわせのはなびら ひびをのみこんでゆくような ながれとぎゃくがわに むかうひとだけがしってる むじょうともいえないほどの こころひとつだけでいきをするから りょうてでつつんで、だれのものでもない ななじゅういくおくかのあさがくるまで しずかにみえるよるにのめりこんでく あわいももいろにこいあおぞらがとけてみえた はらりうすべにのはる じわりしめるなつのよるも からりとかわいたあきぞらも ぎんいろふゆのあさも かわらないきみだけのいのちのうたを ふいにしたあのにおいで ひらいたはこにはとけかけた こおりがし がひとつあるだけだよ きみはもうとうにそこをこえてる ふりかえるよりもゆらいだならば いまあなたはなんでたっている ここまでいきられたあかしをつむいでゆけ いまもここで