Yama

Kubittake

Yama


めにうつったそのいっぽんせんには
ことばなんかわすれちまうくらいな
ありったけにくびったけさ
いままでであったなによりも

いまならちゃんとことばにできるから
きいてよちゃんと
あのひであったきみのすがたよりも、なによりもさきにこころをかんじていた

でもきみはうわのそら
とおききおくのなかでふっとふくらんだ
うつくしきをながめてる

それじゃ
せかいはもう
ぼくらじゃもんだいにならないほど
あたたかいみたいじゃないか
ならば
あしたはもう
あいとかもんだいにならないほどあたたかく
ぎゅっとだきしめよう

きらりひかったあのいっとうせいよりも
あわくひかってとけてくるような
ありったけでこまっちまうな
ひとみたらしのきみのひとみには

いまならちゃんとことばにできるから
ふりむいてちゃんとみせてよ
あのひながしたなみだよりも
ふいにさかせるきみのえがおを

でもきみはうわのそら
ふかいかなしみのなかでふっとふくらんで
うつくしきとみつめあってる

それじゃ
せかいはもう
ぼくらじゃもんだいにならないほど
あたたかいみたいじゃないか
だから
あしたはもう
あいとかもんだいにならないほどあたたかく
ぎゅっとだきしめて

ときのこうさてんですれちがう
でもね
いうからきいてよぜったい
ながれるえがおにすくわれてる

そうね

せかいはもう
ぼくらじゃもんだいにならないほど
あたたかいみたいじゃないか
だから
あしたはもう
あいとかもんだいにならないほどあたたかく
ぎゅっとだきしめよう