窓のない向かいの工場が 季節に関係なく低い音を立てていて 僕はいつも世界のどこにいても その音がするんだと当たり前に思ってた そう信じてた My baby 君がいない夜 当たり前に君がいたソファ Baby 君がいない部屋なんだか余所行きの顔をしている 雲が僕から月の光さえ奪うと 自動販売機の切れかけた灯りだけが 瞼にぼっと焼き付いて まるで夜光虫みたい 思い出そうとすると もうそこにいない My baby 僕の部屋に今日も夜が来たと言うことは Baby 君にもきっと同じ色で違う夜が来たんだろう 窓から見えるいつつめの街灯 いつの間にか切れてしまったんだろう 君が抱えてた悲しみに灯りを一つくらい灯せたかな My baby 振り返ったんだ 君がそこにいるような気がして Baby 君が好きだったコンフリークとスープが転がってる My baby 君がいない夜 当たり前に君がいたソファ Baby 君がしたであろうドラマの六画が始まってる