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Kimi No Te Boku No Te

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ふと なつかしい かぜにふかれて
ぼくたちは たがいの てをたしかめた
おもえば いつも ぼくの みぎてに つたわる
ぬくもりだけを しんじていた

ひとしれず さいた はなにやどる
あさつゆのような おもいが ひとつ
こぼれおちぬように そっと そっと

いま ふるえる ぼくの てを きみが そっと にぎる
そして はかりしれない ぬくもりが ぼくを つつむ
いつのひにか わすれてきたはずの おもいが よぎる
あせらなくていいさ きみと ふたり あるいていこう

じゅうねんさきも きみと ふたりでいる すがた
ぼくには まだ みえないけど
あしたの あさに きみが となりにいない すがた
そうぞうさえも できないから

だれかのためじゃなくて
きみのために
うたう うたがある
めを とじても てを のばせば
ほら いつも そこに

いま ちいさな きみの てを ぼくが そっと にぎる
すぐに こわれそうな ぬくもりで きみを つつむ
いつのひにも わすれないように きざみながら
どんなときだって きみがいれば あるいていける

ぼくの てに やどった ふたしかな ぬくもりを
こぼさないように こわさないように
まちがいだらけの あいも うけとめていく

いま ふるえる たがいの てを ぼくら そっと にぎる
そして はかりしれない ぬくもりに つつまれていく
いつのひにか わすれてきたはずの おもいが よぎる
あせらなくていいさ きみと ふたり あるいていこう
ずっと ふたり あるいていこう