真っ黒な中にひとつ消えては浮かぶ吐息よ 冷たい闇夜は僕の願い飲み込み囲みます 真っ白な息が今もっとも無垢な本音と かじかんだ声で何を歌う?嘘でも本当でも 好きとか嫌いとか欲しいとか 気持ちいいだけの台詞でしょう ああ白黒つけるには不幸しい 滅びの呪文だけれど 真っさらな子供時代教科書を暗記していれば 正解不正解どちらかを選べると思っていた 途儀通りに生きている自分 アドリブには慣れていない癖 言いたいこと溢れ出しかしまし 君の前だけだけれど 手放してみたいこの両手塞いだ知識 どんなに軽いと感じるだろうか 言葉の鎧も呪いも一切合切 脱いで灰でもう一度 僕らが出会えたら 好きとか嫌いとか欲しいとか 口走ったらどうなるでしょう ああ白黒つけるのは恐ろしい 節日に生きればこそ そう人生は長い、世界は広い 自由を手にした僕らはグレー 幸福になって、不幸になって 慌ただしい胸の中だけが騒ぐ 大人は秘密を守る