きみがぼくのなまえを はじめてよんだなつのひ ぼくはきみをあいしはじめてた あのよるきみはへやにいない でもぼくはなにもきかない ただきみをはなせなくなっていた だれかのためのきみのかこは とかいのざわめきにかくして とどけこころあしたまで せめてあきがおわるまで いつもあいはゆれてるから こころをとじてだれもそこへはいれないで どうしてもいまこれから あのうみへつれていって やがてそらはしろくあけてゆく きみのこどうがなみのように ぼくのむねによせてくる あのなつのひをたしかめたくて くるまはみなみへとはしる ときよそっとながれて ときよあいをためさないで いつもあいはゆれてるから こころをとじてだれもそこへはいれないで