Miyakawa Taisei

Last ambient

Miyakawa Taisei


かけたつきのしたでさまよきりのむれ
ただただこのめいろのよなよがあけてく

しずかにさわぐこのけしきをまぶたにうつすきおくから
ただただそのこきゅうのいみをしりたいだけね

つれづれとながれてくまいにちをしょかするよに
なんどもにげだしたくはなってた
こんとんとしてるよがきらいでこじあけたこのあたまのなか

ここのそらただしずかなあおにいきをうばわれてしまった
どこにもゆけないほしおたどる
はげしくうちつけるあめかえるばしょなら
いまもむかしもかわることない

おちてくだっそしゃのよみっつかぞえいきをかくしたひとり
かんじとれるものはなんそぞできないようなひかり
おとにまざるさいごのひ

あさやけのそらくらいともしびみえるものはなかった
もいっそきおくのうみにあおぼれたい

とざされたままかたどるよにかれたほほをゆびでなぞった
こわれそなほどにないていた
ぐれんのほのにぬれはいになるなら
こどくをくらうこともできない

まどにうつるくちはてたこのみでおよいだもどれぬひをさわぐこころ
いつかのねがいほしにはきみをうつしたわずかなぬくもり

ふりしきるあめきずはいえんだつよくにぎるこのてには
ほとばしるきぼでふるえていた
きれいなばしょをめざしたぼくらこのまま
ずっとおなじゆめをみていた

ここのそらただしずかなあおにいきをうばわれてしまった
どこにもゆけないほしおたどる
はげしくうちつけるあめかえるばしょなら
いまもむかしもかわることない

ありのままがむずかしくていつもどこかおびえたまま
たゆたうつきのよにながれるひびをながされるひびをあ
はかなさゆえこのざんきょげんじつとはこのそぞ
はかなさゆえこのざんきょげんじつとはこのそぞ