雪が降る 立ち話してるだけで 雪が積もる ふたりの 傘に あなたは明日 行ってしまう 夜汽車に乗って 行ってしまう ストーブの 温かい 部屋で 抱き合って 泣いたとき わたしの 胸に頬を あてて 雪みたいに 白いねって あなたは 言った 雪国の 娘だから 遅い春を 遅い春を じっと 待つけれど 帰ってきてくれますか 雪が舞う 風 狂うように乱れ 想いはつのるわたしの心 に 静かに暮らし淋しく暮らし 目立たないまま過ごしたけれど あんなに激しく求めて 愛し合い取り乱して あなたの名を呼んでみたら 激しいひとだねって あなたは 言った 雪国の娘だから 遠い春も 遠い春も じっと 待つけれど 迎えに来てくれますか 雪国の娘だから 遠い春も 遠い春も じっと待つけれど 抱きしめてくれますか 雪が降る 雪が舞う 雪が降る 雪が舞う 雪が降る 雪が舞う 雪が降る 雪が舞う