Masaki Suda

Sayonara Elegy

Masaki Suda


ぼくはいま むくちなそらに
はきだしたこどくというなのくも
そのくもがあめをふらせてにじがでる
どうせつかめないのに

はじめてのきすを
くりかえしてほしくて

あいがぼくにかみついてはなさないというけれど
さみしさのかたちはかわらないみたいだ
まいあがっていけ いつかよるのむこうがわ
うんざりするほどひかれきみのうた

やさしさがにごったひびの
ゆうつはまんいんでんしゃみたいだ
さめたぬくもりを
むやみにほおりなげた

ぼくがあいをしんじてもきっといなくなるんだろ
それならいらないかなしすぎるから
さよならさえもうまくいえなそうだから
てをふるかわりにだきしめてみたよ

ながれぼしをみた
ながれぼしをみた
ねがうぼくのうた

そばにいるだけでほんとしあわせだってな
そばにいるだけでただそれだけでさ

あいがぼくにかみついてはなさないというけれど
さみしさのかたちはかわらないみたいだ
まいあがっていけ いつかよるのむこうがわ
うんざりするほどひかれきみのうた

もうきずつかない
もうきずつけない
ひかれきみのうた