自由とは何か 人生とは誰のものか ここ難しく考えずに まっすぐ飛び出して行く あんたが少し羨ましかったよ sie liegt im kalten sarg 人が人を殺すのに例えばどんな 大義が必要だろうか 敵を捕らえる悪魔だと断罪すれば 本当に心は痛まないのだろうか こんなはずじゃなかった仕方がなかった 言い訳をしたところであんたらは決して許しはしないだろ ああ悪は滅びようと自業自得だと 言い張るつもりはないが私はやるしかなかったんだろう 自由を掴み取る未来があるとしたら 私は何を選ぶ今はまだわからない 自分じゃ選べない不条理な世界だと それでも戦ってきたくばられた手札で 父の意味 私の人生を 間違っていたとは誰にも言わせない 私が賭けたのはここからだから イデアの影は偶偶に現れて 巨人で行った壁に揺れる 召した民が遠く方られた 故郷は遥か海の彼方 咎の日に染まりながら何も知らずに飛んでいく 無数の影が地に落ちる黄昏を呼び込んで 弱い者 ずるい者 水は引き気に流れ落ち 時は止まらず繰り返す後悔にも似た論文(ロンド)を 兵士にもなりきれず戦士にもなりそこね 壁の彼方へ駆け出した私はどこへ帰ればいい 自由を夢見ても現実が絡みつく 屍を積み重ねそれでも空に届かない 伸ばした指の先に瞬く刃の痛み 何一つ掴めぬまま奈落へと堕ちてゆく 父の意味 私の人生は 間違っていたのか誰にもわからない 冷たい棺の中で見た夢を いつの日にかあんたにも話す時がくるだろうか