ゆらめくはなびらにひとつ またたくなみだいろのよつゆ きざんだときのながれから こぼれたひとしずくのゆめ めでし音につつまれた日ははかない うしなわれたひとひらのつきは いつみちかける なくしたはねはばたかせ このみあのそらへ うれいばなのみつはけだかくしたたり まいちるそのひまでかがやく ながいときをきざみつづけて かすかにきこえるしらべは きせきをいのりしレクイエム あのひとがのこしたことばにこめられた しをわすれずにいきよ とうたうあのせんりつも いつのまにか わすれられ すぎし日のやみへ しずかなるせかいでみつめるそのめに あいするものたちはどううつるの はてぬおもいいだきつづけて ゆめにさりしひとのすがたをおもえば このよにいきるものはかならず あらたなるせかいにおもいをはせて あなたをうたいつづけていく あまいかぜにそよぎながら