いきな黒ベエ神輿の松に あだな姿の洗い紙 死んだはずだよおともさん 生きていたとはおしゃかさまでも 知らぬ仏のおともさん えーさおげんやだな 過ぎた昔を恨むじゃないが 風も染みるよ傷の跡 久しぶりだなおともさん 今じゃ呼び名も切られの予算よ これで一部じゃおともさん えーさおすまされめえ かけちゃいけない他人の花に 情けかけたが身の定め 口は予想ぜおともさん せめて今夜は差し突 刺されつのんで赤そよおともさん えーさおちゃわんさけ 会えば懐かし語るも夢さ 誰が弾くやら明け鴉 ついてくる気かおともさん 命短く渡る浮世は 雨もつらいぜおともさん えーさじごくあめ