Haruka Ayase

Chiisana kujira

Haruka Ayase


いきたいばしょがあったたいようのかえるうみ
わたしがあこがれていたふかくすんだせかい

みずがつめたいかんじきもちがめざめるよう

ゆうひにそまるきにろのうみむげんみたいなとおいあお
ちいさなくじらいまとびはねためぐるうちゅう
はじけるしぶききらめくひかりこころはきっとむじゅうりょく
すいめんのむこうさあかおをあげすきとおるそらみにいこう

しおかぜのむこうにはまだみたことないまち
だれかがかなでるめろでぃかぜにのってひびく

およぐのはうまくないうかんでやすむひとよ

つきをうかべたあおいろのうみなぜかしずかなふかいいろ
ちいさなくじらいまとびにでたちきゅうのうら
ななつのうみをかぜとわたろうどうわをひとつあむように
ながれのなかにさあとびこんでうたいながらおよぎでそう

こころのふかいばしょにめをとじてもぐっていく

よぞらにうかぶむかしのひかりじかんをこえたながいたび
ちいさなくじらいまわらってたほんのそこで
ちいさなわたしちいさなちきゅうちいさなぎんがおおきなおもい
ちいさなうみをさあとびだしてうたいながらあるきだそう