かじかむゆびのさきで きみがのこしたはねを りょうてにあふれるほど あつめてねむるつらいよる かがみにうつるぼくに ためいきひとつだけこぼした じかんがぼくのそばを ふりむきもせずはしっていく きせつがすぎればわすれられるかな せいじゃくのこなゆきのなか かえるはずのないきみをまちぼうけ しろいといきはそらにまじり きおくとなみだをつれていきました きみのゆめのなかで ぼくはいきていますか きみをあいせてましたか こたえなんてないけど じかんがすこしだけもどせるのなら であったはるにかえりたい よるがつめたくてこごえるきみを ぼくは、きつくだきしめていたね このてにおちたこなゆきのように きみはぼくからきえていった ねえ、あのひのぼくらとおなじように きみはこたのだれかをあいするのだろう