どうせ死ぬ時や裸でじゃないか あれも夢ならこれも夢 口は言うまい限界そだち 男命を情けにかけて たたく太鼓の暴れ打ち あれは限界黒潮が 風に逆巻く波男か それとも祇園の夏祭り 響く太鼓の暴れ打ち 赤いほおずき血葉鎮に 揺れてからんだ恋の糸 花なら桜に待つ五郎 ドントッ立ち斬る勇みごま 右と思えばまた左 ばちとばちとが火を吹けば 早せとび散る波飛沫 異人ならうでならどきようなら 無法...! 一代男だて 櫓太鼓の証が揺れて 揃い浴衣の夏が行く ばちの裁きは人には負けぬ なんで裁けぬ男の心 小倉なだいは無法待つ