Chihayafuru

Hitomebore

Chihayafuru


耳を塞いでもダメみたいだ
君の声が鳴りやまなくて困った
目をつぶってもそこには
ほろ苦い味わいのないこの距離に

僕は今日も君に何もしないの
それは恋のアイデアで
思いとか言えるような
君との日焼けは散った

春が僕にこびりつく
糸は青く怯えている
今までとは似てるけど
たった一度きりだった僕らも

不安定なんてさ春のせいに
うまくいかなきゃ数のせいにして
今までとは変わるけど
ちゃんと僕は言うんだ君が好きだよ

これ以上本気になんて慌ただしいと思う
錆びついた視線が君に
間とはって離れようとしない
それはダメだとわかってる

少しだけ柔らかな唇の色が春の訪れみたいだ
ブレイキかけて踏み込んだアクセルが
僕みたいだった

桜の雨に僕は濡れて
傘を差してもそれは僕といて
水たまりの波はきっと
たぶん、僕のせいで風のせいじゃない

人のせいで天気あれた地球も
僕みたいよく似てた
雨のち晴れならそれでいい
虹、かかってた

春が僕にこびりつく
糸は青く怯えている
今までとは似てるけど
一度きりだった僕らも

愛も願いも春を越えて
花火に咲いた想いよ届け
耳をすましてわかるでしょう
ちゃんと僕を見てよ君が好きだよ