あきのひかりにきらめきながら ゆびのすきまをにげてくさざなみ ふたりでいったえんそうかいが はじまるまえのげんのひびきのよう つきのかたちのボートのうえで すてきなひびをおもいでにしたい ひざにひらいたたんぺんしゅうも かぜがめくっていつのまにかエピローグ あいがおわるのをたしかめずに ひとりここへきてよかったの オールももたずただよいながら やさしいひとにてがみをかきたい みじかいけれどたのしかったと つよがりだけをきしのおちばにそえて きりがみのもをゆっくりながれ かえるきしべをおおいかくすように もうしばらくはほんとうのあいを みつけられずにさまよってもいいの あいがおわるのをつくろったら あすをいきるのにおくれたわ オールももたずただよいながら やさしいひとにてがみをかきたい こころももじもすこしゆれてる グレーのかげとわたしだけのじゅうがつ グレーのかげとわたしだけのじゅうがつ